「5月に入ってから元気がない…」
「もしかして五月病?それともうつ病…?」
うつ病と五月病の違いは、わかりそうで、わかりづらいものですよね。
「五月病は我慢してれば良くなるイメージがあるけど、うつ病だったらどうしよう…?」
と、自分の今のつらい症状・状態に、不安や心配を感じてしまいますよね。
私も過去に、看護師として新人の時期を経験したことがあります。
4月はとってもやる気に満ちていたのに、5月に入ると、急に元気がなくなり、やる気もなぜか消失してしまいました。
私の場合は、最終的に『うつ病』と診断され、そのまま病院を退職してしまいました。
五月病がきっかけでうつ病になってしまったのかな、と、今では考えています。
このように、五月病とうつ病は、お互いとっても似ているもの。
そのため、違いがあいまいでわからないというお気持ちは、とても良くわかります。
そこで、この記事では、五月病とうつ病の違いを徹底的に明らかにするために、詳細に解説を行っています。
この記事を読むことで、
- 五月病とうつ病の違いがわかる
- どこがどう違うのか、具体的な違いが明らかになる
- あなたが五月病、もしくはうつ病だった場合に、どう対処すれば良いかがわかる
このような、五月病とうつ病にまつわる情報を、詳細に詰め込んでいます!
五月病とうつ病の違いがわかることで、今の症状・状態の改善のきっかけに繋がり、再び元気に仕事をこなすことができるようになりますよ!
ですから、安心して記事を読み進めてみてくださいね。
そして、現在のあなたの症状・状態が、
- 五月病なのか?
- うつ病なのか?
- それとも、どちらでもないのか?
を、明らかにしていきましょうね。
五月病とうつ病の違いを教えて!
五月病とうつ病は、似ているようで、やはり明らかな違いがあります。
その違いを、以下にすべてまとめました。
こちらのまとめに、五月病とうつ病の違いが全て網羅されていると言っても、過言ではありません。
こちらのまとめは、しっかりとチェックしてみてくださいね。
分類
五月病:『五月病』は、正式な病名ではなく、適応障害の一種
うつ病:うつ病は、なまけや甘えなどではなく、正式な病気の一種
五月病は適応障害であり、うつ病とは分類が異なります。
時期
五月病:5月のGW明け頃から、心身の不調が現れる
うつ病:時期を問わず、心身の不調が現れる
時期には、それぞれに明確な違いがあります。
発症のきっかけ
五月病:就職・転職・転居など、環境の変化によって発症する
うつ病:環境の変化によらず、ストレス全般など、様々な原因によって発症する
五月病は、発症のきっかけが特徴的です。
主な症状
五月病:気分の落ち込み・不眠・食欲不振など、心と体の両方に様々な影響を与え、個人差もある
うつ病:気分の落ち込み・不眠・食欲不振など、心と体の両方に様々な影響を与え、個人差もある
主な症状は、どちらもよく似ており、明確な違いはありません。
症状の経過
五月病:一過性であることが多く、環境への慣れとともに改善していく
うつ病:長期間にわたって症状が続き、自力ではなかなか改善の傾向が見られない
心身のつらい症状が2週間以上続く場合、うつ病である可能性があります。
症状の原因
五月病:症状の原因を、周り(仕事内容・住環境など)のせいにすることが多い
うつ病:症状の原因を、自分のせいにすることが多い
五月病は、「仕事内容が自分に合わない!」と、環境に対して原因があると感じます。
うつ病は、「つらいのは自分のせいなんだ…」と、自分を責めてしまう傾向があります。
いかがでしたか?
五月病とうつ病の違いは、明らかにできたでしょうか?
また、あなたの今の状態が、どちらに近いかも、明らかにすることができたでしょうか?
五月病とうつ病は、
- 分類
- 時期
- 発症のきっかけ
- 症状の経過
- 症状の原因
などが、それぞれ異なっています。
一方、主な症状については、どちらも似ています。
症状が似ていることが、五月病とうつ病の違いをあいまいにしている原因でもあります。
ここで大切なことは、それぞれの違いが明確になったことで、あなたの今の状態を改善する方法が明らかになったことです。
「うつ病に当てはまっていそうで不安…」
という場合でも、心配をする必要はありませんよ。
次の章では、五月病とうつ病それぞれを、どうしたら改善できるかについて、私の経験を元にお話をしていきますね。
五月病、もしくはうつ病かどうかが心配な時の対策は?
五月病とうつ病は、症状が似ており、明確に区別をすることができません。
そのため、
「自分は一体どっちなのか心配…」
というお気持ちが、今、強くあることと思います。
このような場合に、最も効果的な対策は、専門病院を受診することです。
ここで言う専門病院とは、
- 精神科
- 心療内科
といった、心の病を専門に扱う病院のことを指します。
「精神科は入りにくい…」
というイメージは、もう昔の話。
今は、心の病に対する社会的な理解も得られてきており、気軽に受診できる小規模な診療所も増えてきています。
私も、五月病をきっかけに、地元の小さな心療内科を受診しました。
現在もお世話になっており、とても綺麗な内装で、主治医も丁寧に対応してくれます。
ですから、まずは安心して、専門病院を受診してみてください。
もし、薬を処方されるのが嫌なら、
「薬は飲みたくないです。」
と、素直に主治医に伝えて大丈夫ですよ。
親や親友に、心配・迷惑をかけたくないという場合でも、専門の医者になら何でも話せるということもあります。
ですから、深く・重く考えずに、気軽に受診をしてみてくださいね。
気分転換では、どうにもならないかもしれない。
インターネットの様々な記事を見ていると、
「気分転換を図りましょう!」
という言葉を、よく見かけます。
しかし、五月病、もしくはうつ病でつらい思いをしている時に、
- あなたが好きな趣味
- やっていて楽しいと思える娯楽
を、素直な気持ちで楽しむことができそうですか?
私は、五月病・うつ病にかかっていた時は、何をするに対しても、やる気が起こりませんでした。
以前は好きだった写真やギターなどにも、まったく興味を示さなくなってしまいました。
好きだったことが一切できなくなり、楽しめなくなってしまったのです。
このような状態の時に、ネット上にある様々な対処法を行おうとしても、その気力すら起こりませんでした…。
もし気分転換を図れるのであれば、あなたは、特に問題はないのかもしれません。
気分転換が図れるのであれば、改善の傾向がみられるため、とても喜ばしいことでもあります。
もし、あなたが、
「気分転換を図る気力すらない…」
という、私と同じ状態を感じているのであれば、私と同じように、専門病院を受診してみてくださいね。
ぜひ、自分の体を十分にいたわってあげてください。
そして、五月病、もしくはうつ病からいち早く回復し、再び仕事で活躍できる体を取り戻してくださいね。
『五月病とうつ病の違いとは?時期や症状以外の具体的な特徴は?』まとめ
- 五月病とうつ病の違い:『分類』『時期』『発症のきっかけ』『症状の経過』『症状の原因』
- 五月病、もしくはうつ病かどうか心配な場合、まずは専門の医療機関(精神科・心療内科)を受診する。
- 気分転換を図ることだけでは、五月病・うつ病は改善しないかもしれません。
五月病とうつ病の違いを、徹底的に解説・説明してきました。
五月病とうつ病のそれぞれの違いがわかることで、今のあなたの状態が、どちらに近いのかがわかります。
そして、五月病、もしくはうつ病に、どのように対処すれば良いかがわかります。
まずは、五月病とうつ病それぞれの違いだけでも、しっかりと把握してみてくださいね。。
そして、この記事が、あなたがどうしてもつらくて仕方がないという時に、
「病院へ行ってみようかな。」
という、症状改善の第一歩になれれば幸いです。
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