「花粉症」の人が、「口呼吸」をする…
これは本当に、最悪の組み合わせ………
花粉を鼻で吸着することができず、すべて体内に直接侵入してしまうからです
この記事では、口呼吸の治し方、つまりその原因である《鼻づまりの治し方》についてお話ししていきます!
「花粉症」に「口呼吸」…相性は最悪です…
鼻呼吸をすることは、「体を守ること」でもあります
- 夏の湿気の高い空気も冬の乾燥した空気も、適切な空気へ変換して体内に入れてくれる
- 花粉・ホコリ・細菌など、体に有害な物質をせき止め、体内への侵入を防いでくれる
鼻は知らず知らずのうちに、このような働きをしてくれているんです
口呼吸をしてしまうと、「2」の働きが一切できなくなります
すると、吸い込んだ花粉すべてが体内に侵入…
花粉症の期間が長引いてしまったり、症状も強くなってしまう場合があります…
口呼吸のほうが、鼻に花粉が行かなくていいんじゃない?
というのは、完全に間違いなんです…
間接的に「喉」にも悪影響…
また、この時期の「乾燥した空気」を、鼻を通さず吸い込んでしまうことで、
- 風邪
- 喉の痛み
も引き起こしやすくなります
今感じている喉の痛みは、花粉症が原因ではなく、
- 花粉症によって鼻が詰まる
- 鼻づまりのせいで口呼吸しかできない
- 口呼吸をすることで、喉に直接ダメージを与えてしまっている
この流れが原因で、喉にトラブルを与えている状態…
- 鼻が詰まって口呼吸しかできない…
- でも口呼吸をすると、花粉症は治りにくい…
まさに、最悪の悪循環です…
口呼吸の原因「鼻づまり」を治しましょう
まずは、口呼吸の最大の原因である「鼻づまり」を解消しましょう!
ここでは「薬を飲む」なんて当たり前な方法ではなく、
- 薬を使わない
- 体の仕組みを活かす
一工夫を凝らした鼻づまりの治し方をご紹介します!

1.「蒸しタオル」を使う方法
温かい「蒸しタオル」を使い、鼻の血流を良くすることで、薬を使わず鼻づまりを改善することができます!
この仕組みを簡単に說明すると、
- 鼻炎になると、鼻を流れる血液が粘膜に溜まってしまう
- 鼻の粘膜が徐々に腫れることで、鼻が詰まってしまう
- 鼻の周りを温め、血流を良くすることで、腫れが引き鼻づまりが改善する
このような流れになります!
- 薬に頼らず鼻づまりを改善できる
- 寝ているときにも実践できる
わたしも一番お世話になっている、とっても効果的な鼻づまり解消法です!
2.ペットボトルを使う裏技
その方法は、
空のペットボトルを片側の脇に挟む
これだけ!
- 詰まっている側の反対の脇にペットボトルを挟む
- 鼻の交感神経が刺激され、鼻の血管が収縮する
- 血流が促され、溜まっていた血が流れる
《鼻づまりの原因だった「うっ血(溜まり血)」が無くなることで、鼻の通りがよくなる》という仕組みです!
空のペットボトルさえあればどこでもできる、鼻づまり解消法
応急処置的に、一度実践してみてください!
3.寝るときだけ鼻づまりになる場合
なぜか寝るときだけ鼻づまりになる…
という方は、さらに応急処置として、頭を高くして寝てみてください
- 体が横になると、頭と体が「同じ高さ」になる
- 血液が重力の影響を受けなくなり、血が頭部に溜まりやすくなる
- 鼻にも血が溜まり、溜まった血液によって鼻の粘膜が腫れ、鼻が詰まってしまう
枕などで頭を高くして寝る理由は、このような「高低差」による鼻づまりを解消するため!
蒸しタオルと組み合わせれば、さらに効果的!
市販薬を飲んでも工夫しても改善しない場合、病院へ行きましょう
面倒かもしれませんが、最も確実な鼻づまり・口呼吸を改善する方法は《病院へ行くこと》です
もう花粉症の薬はもらってるんだけど…
という場合でも、症状が改善しないなら、今の薬が合っていないかもしれません…
- 口呼吸しかできずつらいこと
- 喉の痛みも感じていること
- 日常生活に支障をきたしていること
など、もう一度お医者さんに相談してみるとよいでしょう
特に日常生活に支障をきたしている場合、我慢せず、いち早く専門家に対処してもらってください!
《症状が出始めたばかり・病院へ行くほどつらくない》場合
- 病院へ行く時間がない
- 市販の薬を試してない
- 症状が出始めたばかり
- まだ症状が軽い
という方は、まず市販のアレルギー薬を試してみましょう
薬局に常駐している薬剤師さんにも相談して、自分に合ったお薬を選んでもらいましょう!
《口呼吸を治す方法について》まとめ!
- 花粉を鼻で吸着できない「口呼吸」は、花粉症の人は特にやってはいけない呼吸法です…
- 鼻呼吸により空気が湿り、喉に優しい空気を取り込むことができます
- 鼻づまりの治し方1:蒸しタオルで鼻周りを温める
- 鼻づまりの治し方2:ペットボトルを脇に挟む
- 鼻づまりの治し方3:頭を高くして寝る
花粉症の人にとって、できれば避けてほしい「口呼吸」…
喉にも優しい「鼻呼吸」を行い、花粉症に対処し、喉をいたわってあげてください!