- 夏バテと熱中症の違い
- 夏バテ,熱中症かもしれない時の対策
- 夏バテと熱中症の明確な違いを知ることができる
- 今の自分の状態が夏バテか熱中症かを判断できる
夏バテと熱中症の違い
- 夏の暑さ
- 冷房との気温差(寒暖差)
などで自律神経が乱れ、様々な体調不良を引き起こした状態
季節を問わず暑い環境に居続け、
- 水分,塩分バランスが崩れる
- 臓器など働きが乱れる
ことで、様々な体調不良を起こす病気のこと
2つの明確な違い
2つの明確な違いは、
- 夏バテは夏に起こり、診断基準がない
- 熱中症は季節関係なく起こり、明確な診断基準(重症度分類)がある
また、夏バテは病気ではなく、一時的な「体調不良」
医療的な診断基準がないのも納得ですね💡
どちらも症状自体が似ていて、判断が難しいんです…
次の章から、夏バテと熱中症それぞれの「症状」について見ていきましょう☝
夏バテとはどんな状態なのか?
夏バテとは、
- 夏の暑さ
- 屋内外の気温差(寒暖差)
などで起こる「自律神経の乱れ」が、主な原因☝
自律神経が乱れることで、様々な体調不良を引き起こしてしまいます
体の様々な機能(体温調節,臓器など)の働きを調整している神経
- 不規則な生活
- 激しいストレス
などを感じると、自律神経の働きが乱れ、様々な体調不良を起こす
- 胃腸の不調(便秘,下痢)
- 食欲不振
- 全身の疲れ,だるさ
などを感じている場合、夏バテにかかっている可能性があります
夏バテ症状セルフチェック
悩んだときは、夏バテかどうか自己診断できるセルフチェックを行ってみてください💡
- 体調不良を我慢できない
- 症状を悪化させたくない
ときは、最寄りの病院(内科)で診断をしてもらってくださいね
熱中症の疑い
上のセルフチェック記事でもお話ししていますが、夏バテにみられる、
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
- 下痢,便秘
- 疲労感
といった症状
実は、熱中症の初期~中等症の状態でもみられます…💦
これが、夏バテと熱中症の症状に明らかな違いがみられない理由です☝
次の章では、熱中症の症状・特徴について解説します
熱中症とはどんな状態?
熱中症とは、季節を問わず暑いところに居続けることで、体内のバランス・働きが乱れ、様々な体調不良を起こす病気のこと
夏バテも熱中症も、どちらも暑い時に起こる体調不良(病気)とも言うことができ、明確な違いをズバッと答えることができません…
普通に過ごしてたら、「冬に熱中症」は滅多に起こりませんよね
明確な違いは、診断基準があること
明確な違いを挙げるなら、熱中症にはしっかりとした診断基準があること☝
熱中症は、症状の程度によって、
- Ⅰ度(軽症)
- Ⅱ度(中等症)
- Ⅲ度(重症)
と、重症度が分類されています
症状
- 気分が悪い
- 手足のしびれ
- けいれん
- こむら返り(筋肉が固まる)
- 筋肉痛
- 血圧の低下
- 皮膚の蒼白
対策
- 水分補給
- 日陰など涼しい場所で休む
- 体を冷やす
症状
- 強い疲労感
- 頭痛
- 吐き気
- 脱力感
- 大量の発汗
- めまい
- 下痢
対策
- 病院での輸液・補液
- 病院での体調管理
症状
- 意識がもうろうとする
- 意識の喪失
- 肝臓・腎臓の機能障害
- 血液の凝固障害
対策
- 救急車による救急搬送
- 医療機関での治療・管理
あなたが今、上記どれかに当てはまっている場合、熱中症かもしれないと判断できます☝
- 「夏バテっぽいからいっか」と放置しないこと!
- 「このままで大丈夫だろう」と無理しないこと!!
これ以上悪化させないように、
- 涼しい場所へ移動する
- 衣服をゆるめ、体を冷やす
- 水分,塩分を補給する
上記の通りに、熱中症応急処置を行いましょう!
「夏バテと熱中症の違い」まとめ
夏バテとは?熱中症とは?
- 夏バテとは、夏の暑さ・寒暖差などで自律神経が乱れ、体調不良を起こすこと
- 熱中症とは、暑い環境にいるとき、体に起こる様々な体調不良のこと
違い
- 夏バテは夏に起こり、診断基準がない
- 熱中症は年中起こり、明確な診断基準(重症度分類)がある
- ただの体調不良(夏バテ)か?
- 危ない病気(熱中症)か?
どちらか判断できないなら、とりあえず熱中症と判断!
- 水分補給など対策をとる
- 体調不良が治まるまで無理しない
- 我慢できないときは、人を頼ったり病院へ行く
ことを勧めます☝
自分の健康は自分で守り、そして労ってあげてください!
この2つ、けっこう似てます…
夏バテなら比較的安心ですが、もし熱中症だったら……
適切に対策できるよう、2つの違いについて知っていきましょう💡